野良舞夏ひまわり倶楽部

平石農場のひまわり畑は、夏の景色から一転していました。

 

野良舞夏ひまわり倶楽部の活動はここからが本番です!

夏の間 日光を浴び たくさんの種をつけた頭花を切り落とし、種を取るために集めます。

 

取った頭花は種を取りやすいように、花の周りを切り落とします。ボランティアが集まり、作業を進めます。

 

種取りは、網で擦ったり

手作りの種取り機で 一気に落としたり 

一つ一つ丁寧に、手作業で種を取っていきます。

取った種はひまわり油に加工されるそうです。

 

 

遊休農地を活用しようと始めたこの活動は15年間続いています。油がとれるひまわりを作るまでに5年間、各地へ出向き学んできました。

自然の中の作業。台風や大雨でうまく育たなかったときもありました。また、広大な土地の草取りは尋常な作業ではありません。

8月のお盆辺りに花を咲かせるように、6月にひまわりの種を蒔きます。ハトがつつかないようにかかしも作ります。花が咲き終えた9月頃から種取りをし、ひまわり油取り。10月には次の年に向け菜の花を植えます。

 

春は菜の花、夏はひまわりと、阿南町の観光スポットとなっています。

「大勢の人に楽しんでもらいたい」とひまわり倶楽部の木下さんは話します。

 

普段は自分の家で畑をしたり、それぞれ忙しいボランティアの皆さん。

忙しい生活の中で、大変なひまわり畑の作業にも関わらず、作業中には仲間同士で話が盛り上がったり、楽しそうな笑顔が見られました。

「草取りはえらいが、家にいるよりはみんなと話が出来て楽しい。ここは見返りは関係ない人たちの集まりだよ」ボランティアの一人は話します。

 

自分のペースで楽しく、地域のために、仲間のために。野良舞夏ひまわり倶楽部のみなさんの活動は冬まで続きます。

御供ボランティアグループ

御供ボランティアグループは、地区内にある老人保健施設アイライフあなんで行事の支援をするボランティアを月に1度行っています。

9月の行事は「敬老会」でした。

米寿や傘寿の利用者さんをみんなでお祝いし、師長さんが表彰状をお渡しします。

そのあと、‘‘老いを敬い‘‘、利用者さん全員、ひとりひとり表彰状をお渡ししました。

ボランティアは利用者さんと一緒になって拍手をしたり、喜んだり、利用者さんの表情を見ながら笑顔でお話をされ、敬老会を盛り上げていました。

お昼前に敬老会は終わり、昼食の準備へ。席の移動のために車いすを動かします。

本日のボランティア活動は終了しました。

 

 

御供とはアイライフあなんの施設がある地区名で、施設の周りに住む方は以前からボランティア活動をしているそうです。活動は20年近く続いています。

 

「介護の仕方やお年寄りの体のことなど、普段生活では知ることのできないことを、ボランティア活動を通じて知ることが出来る。ボランティア活動は自分のためになる」

とボランティアの方は話します。

 

アイライフあなん 師長さんより

「いつも利用者さんと笑顔で接していただき、嬉しく思います。毎月来ていただき感謝しています。」