北川 さくら乃会

阿南町北条で桜の木を管理している「北川さくら乃会」。全12戸で協力し、10種類200本ある桜の木を管理しています。この日は夏のような青空の下で、特別養護老人ホーム阿南荘の東側の桜一帯の草刈りを行いました。

男性陣はビーバーで草を刈り、女性陣は草刈り鎌で低い草を刈ります。途中で休憩を挟みながら、午前中をかけて作業が行われました。

会による桜の管理は主に年4回。6月、7月に草刈り、2月には成長具合をみて剪定をし、春の準備をします。その他、消毒や追肥を随時行っています。

ひとつ前の世代では10本の桜を大切にしてきたそうです。

その後を継ぎ、現在の松下辰雄さんらの世代でも大切にしていこうと、平成21年からさくら乃会として荒地整備をし植樹を進め、今や約200本の桜となりました。

ただ、ボランティアであるため金銭的に厳しく、肥料代や消毒、草刈りの刃はみな自己負担。「町のために一生懸命やっている。補助金がでればいいが」と話します。

「みんな一生懸命やっている。高齢になってきたけど元気だからできているよ」と松下さんは言います。

50~80代の18名で管理をし、桜の管理のために杖を突いて集まる方もいました。ぜひ有名な桜にしたいと、地域の電気屋さんと協力して2年前から夜桜のライトアップも始め、大工さんとも協力して東屋も建てました。今後は桜の元を歩けるように、遊歩道も整備していきたいとのことです。

この北川さくら乃会の活動にあたっては、日本花の会 南信州支部長 森田和市さんのご指導、ご協力のもと、始めることができたそうです。

さくら乃会の皆さんや関わった様々な方の想いにより、春には満開の桜が花を咲かせます。

春が待ち遠しいですね!

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